「冷え」「のぼせ」「疲れやすい」という症状は、多くの人が一度は経験するものです。
一見、軽い不調のように思えるこれらの症状ですが、実は体の異常を示すサインである場合があります。
特に、日常的にこれらの症状が続く場合、生活習慣病や自律神経の乱れ、さらには特定の疾患が原因となっている可能性があります。
以下では、それぞれの症状の原因や対策について詳しく解説します。
目次
冷え、のぼせ、疲れやすいとは？
冷え
手足が冷たい、体全体が寒く感じるなどの症状は「冷え性」と呼ばれます。 血流の滞りや代謝の低下が原因で、女性に多く見られます。
のぼせ
頭が熱く感じる、顔がほてるといった症状が「のぼせ」です。 血流やホルモンバランス、自律神経の乱れが関与しています。
疲れやすい
充分な休息を取っているにも関わらず、常に体がだるい、疲れが取れないと感じる場合、隠れた病気が原因かもしれません。
―これらの症状は単独で現れる場合もあれば、複数が組み合わさって現れることもあります。
原因として考えられる疾患
自律神経失調症
ストレスや不規則な生活によって自律神経が乱れると、冷えやのぼせ、疲労感が現れやすくなります。
更年期障害
ホルモンバランスが崩れることで、冷えやのぼせ、疲れが特徴的な症状として現れることがあります。
貧血や低血圧
血流が悪くなると、手足の冷えや疲労感が強くなることがあります。
甲状腺機能低下症
代謝が低下する病気で、冷えや疲れやすさが主な症状として現れます。
循環器系の疾患
血液の流れが滞ることで、冷えやのぼせの症状が出ることがあります。
生活習慣病（糖尿病など）
血管や神経のダメージによって、冷えや疲労感が持続することがあります。
冷え、のぼせ、疲れやすいを放置すると？
これらの症状を軽視して放置すると、以下のようなリスクがあります
- 慢性的な疲労が進行し、日常生活に支障をきたす
- 血流障害が悪化し、動脈硬化や心疾患のリスクが高まる
- 自律神経の乱れが進み、睡眠障害や精神的な不調を引き起こす
早期に原因を特定し、適切な治療を行うことが重要です。
当院での診療アプローチ
当院では、「冷え」「のぼせ」「疲れやすい」といった症状に対し、以下のような診療を行っています
初診・問診
症状の背景にある生活習慣や既往歴を丁寧にヒアリングします。
血液検査・ホルモン検査
貧血や甲状腺機能、ホルモンバランスの状態をチェックします。
自律神経検査
自律神経のバランスを測定し、ストレスや神経機能の状態を確認します。
腹部エコー検査
胃腸の機能や血流状態を確認し、生活習慣病のリスクを評価します。
治療計画の提案
診断結果に基づき、患者様に合った生活習慣の改善や薬物療法を提案します。
これらの症状には西洋薬よりも特漢方薬が有効であることが多いです。副院長（豊田美香）は漢方治療に詳しいため相談されることをお勧めします。
生活改善のアドバイス
冷え対策
- 血流を促すため、温かい飲み物や体を温める食品（しょうが、シナモンなど）を取り入れる。
- 適度な運動（ウォーキング、ストレッチ）で血流を改善。
のぼせ対策
- 深呼吸やリラックスできる環境作りで自律神経を整える。
- 温冷浴（交互浴）を取り入れ、血管の収縮と拡張を促進。
疲れやすいときのケア
- 栄養バランスを意識した食事（特に鉄分、ビタミンB群を含む食品）を摂取。
- 質の良い睡眠を確保するため、就寝前のリラックス時間を設ける。
冷え、のぼせ、疲れやすさを改善したい方へ
「冷え」「のぼせ」「疲れやすい」といった症状でお悩みの方は、ぜひ当院にご相談ください。
早期に適切な対策を行うことで、日常生活の質を向上させるお手伝いをいたします。
身体からのサインを見逃さず、健康的な毎日を取り戻しましょう！