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脂肪肝とメタボリックシンドローム

脂肪肝とは?

脂肪肝とは?脂肪肝は、中性脂肪が肝臓に過剰に蓄積された状態を指します。
この状態が続くと肝炎や肝硬変を引き起こし、さらに進行すると肝がんへと至る可能性もあります。

脂肪肝には以下の2種類があります

  • アルコール性脂肪肝:
    アルコールの過剰摂取が原因。
  • 非アルコール性脂肪肝(MASLD):
    肥満や糖尿病、過剰な糖質摂取などが主な原因。

脂肪肝は「沈黙の臓器」と呼ばれる肝臓に起こるため、初期段階では症状に気づきにくい疾患です。
しかし、適切な予防や早期診断によって進行を防ぐことが可能です。

脂肪肝の原因

脂肪肝の主な原因は以下の3つに分類されます

肥満

肥満は脂肪肝の最大のリスク要因です。
体重が増えると肝臓にも脂肪が蓄積されやすくなり、これが炎症や肝細胞の破壊を引き起こします。

糖質の過剰摂取・糖尿病

甘いものやスナック菓子、炭水化物を過剰に摂取すると、肝臓で中性脂肪が作られやすくなります。 また、糖尿病があると血糖値が高く保たれ、肝臓に負担がかかり脂肪肝のリスクが高まります。

アルコール性脂肪肝

アルコールの過剰摂取により、肝臓がアルコールを分解する過程で中性脂肪が合成され、脂肪肝を引き起こします。

脂肪肝の症状

脂肪肝の症状脂肪肝の初期段階では自覚症状がほとんどありませんが、進行すると以下の症状が現れることがあります。

  • 疲れやすい、体がだるい
  • 食欲不振
  • 右上腹部の鈍い痛みや違和感

これらの症状が出る頃には肝炎や肝硬変へ進行している場合もあります。
そのため、早期発見のためには定期的な健康診断や腹部エコー検査が重要です。

脂肪肝の予防法

脂肪肝を予防・改善するには、生活習慣の見直しが必要です。

以下の方法を取り入れてみましょう

運動習慣をつける

脂肪肝の予防には、脂肪燃焼効果の高い有酸素運動がおすすめです。
ジョギングやウォーキング、サイクリングなど、無理なく継続できる運動を週2〜3回以上取り入れましょう。また、筋トレを取り入れると基礎代謝が上がり、脂肪燃焼効率がさらに向上します。

バランスの取れた食事を心がける

高カロリー食品や糖質の過剰摂取を控え、栄養バランスの良い食事を心がけましょう。
特に、野菜や食物繊維を多く摂り、脂肪分の少ないタンパク質(魚、豆類、鶏肉など)を意識的に選ぶことが大切です。

飲酒量を管理する

アルコール摂取量を適度に抑え、最低週2日は「休肝日」を設けましょう。
飲酒が習慣化している方は、医師に相談して量を減らす取り組みを始めてみてください。

腹部エコー検査で脂肪肝の早期発見を

脂肪肝は、定期的な検査によって早期発見が可能です。

当院では、以下の方法で脂肪肝の診断を行っています

腹部エコー検査

肝臓に脂肪が蓄積されている場合、エコー画像に白く映ります。さらに、痛みがなく、短時間で正確に診断できます。
アテニュエーションイメージング(Attenuation Imaging:ATI)という最先端の技術で脂肪化の程度の評価も可能です。脂肪肝から脂肪性肝炎や肝硬変への悪化を評価するため、最先端の技術である超音波エラストグラフィによる非侵襲的な肝線維化診断 も行っています。

血液検査

肝機能(AST、ALT、γ-GTPなど)の数値を確認し、異常がないかを調べます。

CT検査

詳細な断面画像で肝臓の状態を確認します。

―脂肪肝が疑われる方、生活習慣病が気になる方は、ぜひ一度検査を受けることをおすすめします。

当院のサポート

当院では、脂肪肝やメタボリックシンドロームの早期診断から、生活習慣改善のアドバイスまで総合的にサポートしています。
検査結果に基づき、一人ひとりに合った治療計画をご提案し、健康維持をお手伝いします。

ご予約・お問い合わせ

ご予約・お問い合わせ脂肪肝やメタボリックシンドロームが心配な方は、早めの診断と対策を始めましょう。
健康診断や腹部エコー検査をご希望の方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

「早めの診断」で健康を守るお手伝いをさせていただきます。皆様のご来院を心よりお待ちしております!